【カラー心理とデザインの関係】色相で変わる色の心理効果

色の持つ特性とイメージ/印象を基本の赤、黄、緑、青、紫の5色の色相心理を解説。普段何気なく使うカラーも心理効果をベースで考えると面白い!

 4441 更新日

エリ

色が与えるイメージについて

デザインに利用できるカラー心理の一覧。

色で伝わる!色相が持つ色の心理とは

色相とは赤、青、黄という感じで色の種類を表します。この色相には見ただけで潜在的にイメージされたり、重く感じたり、ドキドキしたり様々なイメージを与えることができます。

デザインやイラストを描いたりする時も、工業製品や身の回りなど様々な色の心理効果を利用していることに気づきます。今回は色相で伝わるイメージと色彩心理の基礎的な事を解説します。

赤が与える印象と心理的効果

赤が与える心理的効果は、以下の効果を与えます。

  • 興奮する

  • 時間の感覚が早くなる

  • 目立つ

  • 暖かく感じる

赤色を見ただけで心拍数が増加する興奮するという心理があります。これは一説では人間の血の色と同じだからという説もあります。又、赤い部屋に居ると時間の経過が早く感じるなどの理由から飲食店などは赤に近い暖色系でデザインされる事が多いという説もあり、赤は時間の経過を早くする効果もあるとされています。

赤色の特性としては他の色より目立つという特性もあります。なにも気にしていなくても潜在的に目に入る色を誘目性(ゆうもくせい)と言い、赤色/黄色はこの特性があります。

デザインの現場ではアクセントカラーに用いられる事も多いカラーですが、使い方を間違えるとチープなデザインになったり、余計なカ所に目が言ってしまうなどの逆効果もあります。サインデザインでは白と赤色の組み合わせは最も明度差がある為見やすく誘目性の高い色なので多く利用されます。

黄色の心理効果とデザイン

黄色の心理的に与える効果は次の通りです。

  • 子供のイメージ

  • 明るい・元気

  • 楽しい

  • 太陽のイメージ

  • 目立つ

  • 刺激

上記の赤色と同じで目立つカラー(誘目性が高い)としても有名なカラーでその他には子供を表す代表的なカラーとしても有名です。デザインでもこの心理効果は使われています。

又、色の組み合わせで黄色と黒の組み合わせは良く工事現場やユニバーサルデザインにも使用されるカラーで赤色と白と同等の黄色と黒の組み合わせは最も目立つ組み合わせです。

又、黄色には刺激という特性もあり、活発や元気に繋がる要素としても有名で、考える力を上げたり思考を高めるとも言われています。

緑色の心理効果とデザイン

緑は自然のカラー心理的な効果は次の通りです。

  • 自然

  • 新鮮

  • 安全

  • 平和

平和や安全の象徴色として利用されているカラーとして有名です。又、爽やかで新鮮とうイメージも強く、若いなどの心理効果も与えます。工事現場で緑は安全のカラーとして長く利用されています。

青色の心理効果とデザイン

青は平静を連想させます青色の効果は次の通りです。

  • 慎重

  • 信頼

  • 冷たい

  • 鎮静

  • 孤独

青には信頼や慎重さという色を連想させます。赤色とは逆の性質を持ち冷たい、鎮静などがあり、青色を見ると落ち着くなどの鎮静作用があります。

又、濃い青は信頼を表すカラーで、信頼感を強調したい時に使用するカラーです。負のイメージとしてはよく、「ブルーになる」という言葉がありますが、気持ちが沈んでいる負のイメージを与える事も可能です。

紫色の心理効果とデザイン

最もデザイナーに愛される色紫の心理効果とは

  • エレガント

  • 不安

  • 魅力的

  • 高貴

デザイナーが好きな色としても有名なム紫色は人を不安にさせる心理効果があるようです。又、ゴージャスなイメージや優雅で魅力的なイメージにもりようされています。

江戸時代では一般市民が身に着ける事を禁止されていた、色としても有名で身分の高い人の色というイメージが昔からあるそうです。

色彩の調和を考えて利用すると効果的

色彩には調和する色とそうではない色があります。この調和方法を学ぶと色使いが上手になります。論理的に色を考えれるようになるとデザインの幅を広げて自由にかっこ良くデザインしましょう!

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この記事を書いた人

エリ


色彩とカラー心理は結構勉強しました!でも未だに使いこなしていないかもしれません。色の事を覚えるとイラスト以外にもファッションやメイクなど毎日が楽しくなりますね!

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