自作Tシャツの作り方 - 自宅でお手軽アイロンプリント

自作で作るTシャツを作りたい!アイロンプリントでTシャツを作る時に気をつけることや注意点をまとめました。

 9282 更新日

fool

アイロンプリントでオリジナルグッズを作る方法

自宅のプリンターで印刷できるアイロンプリントシートで自作Tシャツやトートバッグを作成する方法を解説。

自作Tシャツをアイロンプリントで作る方法

『アイロンプリントでTシャツを作りたい!』という方に自宅でアイロン転写シートを使って作るTシャツの作成方法をご紹介。

自作Tシャツ作成で用意するもの

アイロン転写シートで作成するために必要な道具は以下の通りです。

  • アイロン転写シート
    自宅のプリンターでプリントできる転写シート。電気屋さんの用紙コーナーにも売っています。今回使うのは洗濯にも強いクイックアートさんの淡色ボディー用(白いTシャツボディ)転写シートです。
  • プリンター
    転写シートにプリントするプリンターです。今回はキャノンの7色インクの家庭用インクジェットプリンターを使用。
  • デザインソフト
    転写するデザインを作成するソフトです。文字のみや簡単なデザイン・数字などはエクセルやワードでも大丈夫です。がっちりデザインしたい方は有名なphotoshopやillustratorなどもありますが、高額なので、有名なフリーソフトGIMP(ギンプ)というソフトがおすすめ。
  • Tシャツ
    プリントしたデザインを転写するTシャツです。今回は無地のTシャツを用意してみました。
  • アイロン
    転写する際に必要になるアイロンです。アイロンはコードレスアロンではなく、できるだけコードのあるタイプがベストです。温度が重要になってきますので、コードレスタイプを利用はおすすめできません。
  • その他用意するもの
    転写シートをきりぬく場合はハサミやカッターを、また、アイロンの下に当てるものとして今回は厚手の雑誌を重ね、床でプレスしました。※アイロン台は柔らかすぎるので、失敗の原因になります。

1.デザインを作成する

Tシャツにプリントしたいデザインを作成します。デザインを作成するには専用のグラフィックデザインソフトが便利ですが、ワードやエクセル等でも大丈夫です。今回使用するアイロン転写シートはA4サイズなのでA4に合わせたサイズで作成します。

又、後にハサミやカッターでトリミングを行うことも可能なのでワンポイントマークなど一枚のシートに複数作成するとシートが無駄になりません。

2.転写シートをプリントする

デザインが完成したらいよいよプリンターで印刷です。と、その前に必ずデザインを反転してください!転写するので反転したデザインが必須です。プリンターの印刷設定に反転プリントの機能があれば反転プリントをで印刷、もし反転プリント機能がなければ、ソフト上で反転して作成しましょう。

3.アイロンプリントシートをトリミングしてプリント位置を確かめる

トリミングが必要なければそのままでトリミングしなくても半透明になりますが、文字などはトリミングした方がより綺麗に仕上がります。

実際のTシャツにプレスするシートを当て位置を確認してみましょう。

転写シートのトリミングで注意する事

ギリギリでトリミングしない

トリミングする際はデザイン面ギリギリでトリミングしないで若干の余裕を持ってトリミングすることをオススメします。
※プレス後にはがれる原因になります。

4.Tシャツにアイロンでプレスする

プレスする時は180度で均一に圧力をかけます。一度に一カ所ではなく5,6秒の時間をかけて数回全体重をかけてプレスします。圧が弱すぎると後にはがれる原因になり、一カ所に圧力をかけすぎるとTシャツが 焦げてしまいます。慎重にプレスしましょう。
又通常の柔らかいアイロン台ではなく、固くて水平な所でプレスします。

転写シートをTシャツにプレスについて気をつけることをまとめてみました。

アイロンプレス時に注意する事

  • Tシャツの汚れをチェック!
    新品のTシャツであってもTシャツ面に細かな糸くず上のものが付着しています。転写シートとTシャツの間に細かなゴミのようなものが目立ってしまうケースがありました。
    ガムテープやコロコロをかけてあげると防げます。
  • 必ず硬いところでプレスする!
    硬い板の上に雑誌を引いてやるとベストな感じでプリントできます。アイロンが均等な圧力でかけなければ、後に剥がれてきたりします。
  • 160度から180度であてすぎない!
    アイロンの温度は160〜180度で全体重乗せるくらいで強く押し付けます。ここでアイロンをあて過ぎるとTシャツが焦げてしまう可能性もあるので、気をつけてください。

プレスが終わったら、冷めるまで待ち、慎重にシートをはがします。この時、シートの余白が少ないと文字など細かなデザインの場合苦戦します。最後に転写シート同様に仕上げシートをプレスし、終了です!

アイロンプリントで作成したTシャツの例

実際に転写シートに自宅のプリンターで印刷して作成した転写シートをTシャツに印刷した場合このようになります。

トートバッグにもプリント可能

トートバッグに転写シートをプレスしても大丈夫でした。しっかりとくっついて、洗濯しても何も問題なくプリントされています。

アイロン転写シートでマークを印刷しプリントした例

マークを転写シートに印刷し、アイロンでプリントしてみました。すごい綺麗に仕上がって、洗濯してもなんともなかったです。

と言うことは?学校や幼稚園の名前など印刷しておけばオリジナリティのある名入れができそうですね。

写真からデザインをおこして転写したTシャツ例

グラデーションの表現などはほぼ完璧にプリンターの出力時と変わらずデザインが可能です。カラーの設定は必ずCMYKカラーモードで作成しましょう。

プリント時に気をつけることまとめ

  • アイロン台は使用せず固いところでプレスすること
  • 印刷時に反転したデザインにする事
  • 温度は180度程が適温、厚すぎるとTシャツ本体が焦げる可能性があり、低すぎると転写シートがくっつかない
  • プリント面以外はなるべくハサミ、カッター等でカットする。(余白部分完璧に透明にならないので)
  • コードレスのアイロンはなるべく使用しない(温度にむらがあるため)
  • プリント時にTシャツについた糸くずゴミを除去しないとそのままプリントされるので必ずTシャツボディを奇麗にしてからプレスする事

自作Tシャツの最大のメリットはプリント位置

アイロンプリントで作成するTシャツのメリットはプリント位置だと思います。他のショップでもプリント位置は決まっているため、ずらしてプリントをする場合は高額な料金が発生してしまいますが、アイロンプリントの場合はどこでも好きな箇所にデザインできることです。

慣れてくるとTシャツ以外にも様々なものにアイロンプリントが楽しめてオリジナルグッズを自分用に作成するのが楽しくなります。

自作でTシャツを作って思うことは、手間がかなりかかるということです。僕はおおよそ、40枚ほど作成経験がありますが、デザインから、プリント、そしてプレスして仕上げなので一人で大量生産するのには限界があります。

ただ、一般ではできないプリント位置にプリントしたり、自分だけの1枚を作りたい人にはおすすめな方法です!

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この記事を書いた人

fool


自作のオリジナルTシャツ最近作っていませんが、40枚ほど手作りした経験があります。きちんとプレスすれば、印刷面が色褪せることなく長く着れます。ハンドメイドTシャツを是非作ってみてください。

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