線だけのTシャツってどうやって作るの?と思った時期もありました。 ラフの線をそのまま抽出する方法を紹介します。 これで自分だけのオリジナルTシャツを作ってみましょう!
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もえ
スケッチブックに描いたラフの線を抽出する方法等を解説。
『自分で描いた絵をそのままTシャツにしたい!』と思っている方は この方法を試してください。結構自分で作ったTシャツが好きなので、 この方法で作っています。
今回はフォトショを使ったアナログで描いたラフの線のみを抽出する方法を紹介。
なんでも良いのでTシャツにしたいラフ画を描きます。線は出来れば濃い方が望ましいです。 あまりに細い線のイラストだと後の処理で消えてしまう場合があります。
スキャン後フォトショップで開いたら、背景レイヤーになっているので レイヤーパネルをダブルクリックして通常のレイヤーにします。
イメージ > モード > グレースケール
これで色情報が失われ、白黒のデータに変換されました。見た目は鉛筆で描いた絵なのであまり変化しません。 ※スキャナーで取り込む時にグレースケールで取り込む事も可能です。
レイヤーパネルの調整レイヤーのレベル補正を追加します。 レベル補正の調整はシャドウと中間調とハイライトのスライダーを動かして イラストのコントラストを調整します。
これが仕上がりにつながる重要な要素なので、何度もためしてから決定して下さい。 黒に近づきすぎても余計な線画出たり、スケッチブックの粗い部分が際立ってしまいます。
コントラストがきつく、線画太く、スケッチブックの粗い部分も目立ってしまいました。
今度は全体的に薄く線が消えてしまいそうです。
ちょうど良い感じで仕上がりました。 後はよけない部分をトリミングしておきましょう。
白と黒がくっきりわかれたら次は線の選択範囲を作成します。
ショートカットキーW で自動選択ツールを選択し、キャンバスの白い部分を選択します。
Shift + Ctrl + Iキーで選択範囲を反転して線のみの選択範囲を作成します。
※その他の方法としては色域指定で白を選択して選択範囲を指定する事も出来ます。
そして、ショートカットキーCtrl + Jキーで線のみのレイヤーを複製します。
これで線の抽出が成功しました!
他のレイヤーを非表示にして線のみのレイヤーが作成できているか確認してみましょう。
せっかくなので線画のTシャツを作ってみます。 入稿データーは線以外が透明なデザインなので、必ずpngデータで作成しましょう。
できました! これでラフ画を描ける人は自由にラフTシャツの作成が出来る様になったはず! あなただけのオリジナルのTシャツを作ってみて下さいね! 今回は鉛筆のラフですが、アニメ塗りに近いタイプであれば、ラフの段階で シャープペンでなぞったり、漫画を描く時に使用するGペンなどで仕上げても楽しいかもしれません。 とにかく色々なパターンでお試しください。